20210910 人間がたくさんいる

子どもたちの昼寝の時間が安定してきた。

子①は12時から14時くらいまで眠る。

子②は10時から11時くらいまでと、14時から16時くらいまでの2回眠る。

かくして親の日中の休憩時間が失われたのである。

 

子育てに関して、「楽しい」だとか「たいへん」だとか「おもしろい」だとか「辛い」だとか、いろいろな体験談やコラムをよく目にするが、個人的に子育ては圧倒的に「切ない」と感じることが多い。

幼子が少ない経験で何かを判断せんとする姿や、持ち得る語彙で意志を一生懸命に伝えようとする姿を見ていると切ないし、この子らはいつか大きくなって必ず親の元からいなくなるのだと考えると切ない。

子育てが切ないものだということは、子が生まれる前には誰も教えてくれなかった気がする。

 

一年ほど前、アイスの箱の裏に、棒に書いてある点数を集めて送ると、そのアイスのキャラクターである牛のラップタオル(フードがついていてウシになりきれるやつ)が当たると書いてあるので、こんなん子が牛ごっこしたらかわよいですやん、と思って応募したことがある。

総計一万人ほどに当たる懸賞だったので、まあ当たるのでは!?と期待して、いっしょに暮らしている犬のジョンと共にわくわくして待っていたものだが、一向に届く気配はなし(当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます)、どうやら外れたらしいのであった。

世の中にこんなにも牛のラップタオルを欲しがっている人間がいるものかと思って驚いた。

懲りずに今は、パンについているとバーコードを集めると応募できるアンパンマンのラップタオルに挑戦しようとしている。

アンパンマンの方が競争率が高そうだ。

 

こういうところでときどき、人間がたくさんいるな!と実感して打ちのめされることがある。